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膝の裏が痛い原因は?膝を伸ばした時や曲げた時に痛む理由や考えられる病気と対策

掲載日:2024.02.08

膝の裏が痛い原因は?膝を伸ばした時や曲げた時に痛む理由や考えられる病気と対策


膝の裏が痛む経験をしたことがある人は多いでしょう。膝は私たちの日常生活において非常に重要な役割を果たす関節であり、その痛みは日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。今回は、膝の裏が痛む原因や考えられる病気、そしてその対策について詳しく説明します。

————目次————
 
1.膝の裏が痛い理由
  1-1.膝の裏に水が溜まる
  1-2.筋肉や腱の炎症
  1-3.関節軟骨の痛み
  1-4.半月板損傷
  1-5.関節の炎症
  1-6.神経の圧迫
2.対策と治療
  2-1.安静
  2-2.冷却
  2-3.理学療法
  2-4.医師の診察
3.まとめ

膝の裏が痛い理由

膝の裏が痛む理由はさまざまですが、主な要因として以下の点が挙げられます。

1.膝の裏に水が溜まる

膝の関節液が大量にたまると、膝の裏側にある関節包から袋状に突出します(ベーカー嚢腫)。皮膚から触るとゴムボールのような触感で小さな場合は押さえても痛みはありません。しかし、大きくなると膝が曲げにくくなり、曲げると膝の痛みが強くなって正座ができない、階段の昇り降りがつらいなどの症状が出てきます。原因は、変形性膝関節症がほとんどであり、膝の前ではなく裏に水が溜まる状態と考えるとわかりやすいでしょう。

2.筋肉や腱の炎症

膝裏にある筋肉(大腿二頭筋やハムストリング)や腱(鵞足や膝窩筋腱)が炎症を起こすことがあります。これは筋トレや激しいダンス、ダッシュを繰り返すなど過度な運動や急激な動きが原因となります。いわゆる筋膜炎や腱鞘炎の状態ですね。

3.関節軟骨の痛み


膝関節は太もも(大腿骨)とすね(脛骨)を繋いでおり、歩くときや立つ時に体を支えてクッションの役割をするのが関節軟骨です。軟骨が擦り減ることで発症する膝痛の代表的な病気が変形性膝関節症です。立ち上がりや動き始めに膝の裏、特に内側に痛みを生じます。

4.半月板損傷

半月板は膝関節内の内側と外側に存在し、膝の安定性や運動をサポートしています。半月板が傷つくと、動き始めに膝の引っかかりや曲げ伸ばしの制限が出現します。階段の昇り降りや立ち上がりにブチっと音がしたり、バッキとした音とともに膝の裏に痛みが走ることもあります。特に内側半月板後根損傷は、すねの骨の炎症(骨挫傷)を合併する事があり、痛みが強くて歩くのが困難になります。診断にはMRI検査が必須となります。

5.関節の炎症

膝関節は太もも(大腿骨)とすね(脛骨)を繋いでおり、歩くときや立つ時に体を支えてクッションの役割をするのが関節軟骨です。軟骨が擦り減ることで発症する膝痛の代表的な病気が変形性膝関節症です。立ち上がりや動き始めに膝の裏、特に内側に痛みを生じます。

6.神経の圧迫

膝の裏にある神経が圧迫されることで痛みが生じます。坐骨神経や腓骨神経が原因になり、長時間の正座や床の上で脚を伸ばしたまま座ると生じます。腰椎椎間板ヘルニアが原因で膝裏の痛みを起こすこともあります。

対策と治療

膝の裏の痛みに対する対策と治療は症状や原因によって異なりますが、以下の一般的なアプローチが考えられます。

1. 安静

痛みがある場合は、膝に負担をかけないように安静にしましょう。

2. 冷却

炎症を和らげるために、氷をビニール袋に入れて氷嚢として使用することが有効です。氷嚢をサランラップで膝に10分間巻くと除痛効果が得られます。

3. 理学療法

筋力トレーニングやストレッチを通じて膝の柔軟性と安定性を向上させることができます。

4. 医師の診察

症状が重い場合や原因が明らかでない場合は、内服、外用剤、注射や手術が必要になる事があります。整形外科専門医による診察と検査が必要です。正確な診断が適切な治療につながります。

まとめ


膝の裏の痛みは日常生活に大きな制約をもたらすことがありますが、正しいケアと治療を受けることで改善する可能性が高いです。医療の進歩は目覚ましいものがありますので、痛みが続く場合は整形外科専門医の助言を受けることをお勧めします。

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